ご挨拶(開業の想い)

 私は、介護業界の労務管理で困っている経営者が、「ゆとり経営」を作り出すためのお手伝いをする介護特化型社労士の篠原拓男(しのはらたくお)です。

 あなたは、こんなことでお困りではありませんか。

  1. 人材不足によるスタッフ確保と定着の難しさ
  2. 介護保険制度の法改正による事業展開への影響
  3. スタッフの教育・研修やスキルアップ
  4. 資金調達や財務管理の難しさ
  5. 労働条件等の法令遵守
  6. 介護現場の人間関係、チームワークの課題

 あなたのお困り事を解決できる理由は次の3つです。

  1. ケアマネと介護現場の知識があるため、あなたの抱えている問題や課題をより深く理解でき、適切な助言・支援ができます。
  2. 介護現場の経験があるので、事業運営上の課題やリスクをより具体的に把握し、ニーズに応じた対応ができます。
  3. 介護に関連する社労士の知識を総合的に活用できるため、介護事業所の事業計画・人事労務・助成金の活用等をはば広くサポートできます。

 私は大学卒業後、大阪に出て溶接関連の出版社や鉄構関連の出版社で取材・広告営業をしていました。経営者層の方々と接する機会が多く、人事・労務に悩む方が多いことを知り、社労士の資格取得に取り組むことにしました。合格は48歳の時です。合格後は、社労士事務所での勤務を考えていましたが、縁がなく、その時期に少子高齢化時代を見据え、介護分野の仕事に携わるようになりました。

 初めて介護現場に足を踏み入れたのは49歳の時でした。当初は、派遣社員として介護療養型施設(令和6年3月末で廃止)でヘルパーとして働きました。その中で、カテーテル(管)がいっぱい装着されていた患者さんを見て、頭の中が真っ白になり、介護の世界の凄さを痛感しました。また、ヘルパーとしての仕事は、カーテン1枚で仕切られた療養室に入り、隣に亡くなった方がいて家族のすすり泣く声が聞こえても、黙々とおむつ交換をしなければならず介護の厳しさと同時に、命の尊さを実感しました。

 その後、特別養護老人ホームや介護老人保健施設で介護経験を積みました。特に、介護老人保健施設では、3日連続の日勤帯の入浴介助で風邪をひき、その後夜勤に入りました。この日は2月14日、バレンタインデーでしたので忘れたくても忘れられません。38度近い熱発の中、風邪薬を飲みながら夜勤をこなし、人手不足の悲惨さを目の当たりにしました。この時、「もう二度とこんな無茶はしないぞ…」と心に誓いました。当時は介護福祉士としての勤務で、現場で味わった経験から決意を新たにしました。

 大阪にはその後も暫くいましたが、地元福岡にいる両親の老後のことを考え帰郷、戻ってからはデイサービスの仕事に携わりました。私は車の運転ができないため、デイでは日勤帯のスタッフ兼送迎時の添乗員として勤務しました。ここでも、介護の仕事が女性中心の世界であることを実感し、人間関係の基本を学び直すことができました。

 55歳の時、デイサービスからグループホームに転職しそこでは介護支援専門員(ケアマネ)としてリーダー業務に携わりました。施設管理者としての仕事はケアマネ業務だけでなく、施設スタッフ、営業マンの三役をこなさなければならず、未熟さからくる困難も経験しました。休憩時間外に、何度注意をしても喫煙を止めない問題スタッフとぶつかって夜勤を2日連続でするはめになり辛かった思い出もありますが、リーダーとしての成長を感じました。この経験は、リーダーの影響が現場に及ぶことを身をもって理解する機会となりました。

 58歳の時、在宅介護の理解を深めるためにケアマネ事業所に転職しました。そこで、待っていたのは予想だにしなかった出来事でした。私が担当している利用者のファイル(台帳)5冊が試用期間中に次々と書庫から紛失することが起こりました。これは、当時ナンバーツーであったケアマネの表情から、私に対する妬みといいなりにしようとしてのハラスメントであると感じました。経営者のこれ以上詮索しないようにという言葉と、一向に慌てた様子が見受けられなかったため、別の場所に保管されていることは直感的にわかりました。ただ、何かにつけて意地の悪い先輩ケアマネの人を貶める言葉から、悪者扱いを受けたり、人格を否定するような物言いに精神的にも落ち込みました。が、その中で「今に見ておれ…」という気持ちが自然に湧き、7年2カ月の間ケアマネ業務に携わり、自己研鑽に取り組んできました。日々の研鑽(微差が大差を生む)を通じて、仕事の幅が徐々に広がるにつれ、経営者の私を見る目も変わってきました。その事業所に別れを告げる時に、挨拶に来てくれたサービス事業所の方々と交わした言葉は今でも忘れません。そして、途中何度も投げ出したくなりましたがドロップアウトしなかったこと、退職後その事業所に開業前の挨拶にきちんと行けたことは、当たり前のことですが今でも良かったと思います。

 介護業界は、社会基盤(インフラ)を担うにも関わらず、慢性的な人手不足、低賃金、過労・精神的なストレス等が多く、マイナスのイメージが強い業界です。そんな業界のイメージを払拭し、社会の下支的存在である介護事業所・施設にもっとスポットライトを当て、介護業界に携わる方々が仕事を通じて、誇りを持てる業界にしたいと思っております。

 このようなことを踏まえ、私はこれまでの介護現場で培った経験と精神力を糧に、現在は社労士としての知識を活かし、このホームページの代表者として新たな挑戦を始めることを決意しました。

 今後も、ご縁を頂いたあなたの職場環境(生活)が、より豊かで安心したものになれるよう尽力してまいる所存です。引き続き、皆様方のご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。私の拙い挨拶文をお読み頂き、誠に有難うございました。

ふくおか介護・労務コンサルティング
代表 篠原 拓男

代表プロフィール

代表者名篠原 拓男
生年月日戌年・6月
出身地福岡県福岡市南区
出身校昭和57年3月 福岡大学法学部法律学科 卒業
経歴昭和59年4月〜平成17年2月
溶接業界•建築・鉄骨、橋梁業界の専門紙にて、取材•広告営業に携わる
平成19年1月〜平成28年3月
特別養護老人ホームやデイサービス、グループホームで介護業務に携わる
平成28年4月〜令和5年5月
居宅介護支援事業所にてケアマネ業務に携わる
ふくおか元気向上チャレンジ(在宅高齢者の要介護状態改善事業)第1期(令和4年6月〜12月)取組事例紹介にて、支援チームの一員(担当ケアマネ)として、金賞を受賞する。改善内容は要介護4→要介護2
保有資格•社会保険労務士 平成18年11月合格
•介護支援専門員 平成25年12月合格
•介護労務アドバイザー 令和6年4月登録
登録番号社会保険労務士 登録番号第40230069号(2006年合格)
セミナー・講演歴□令和5年11月、福岡県社会保険労務士会・社会保障研究部会にて
「介護保険制度の概要」をテーマに、セミナー講師を務める。
□令和6年4月、上記社労士会•年金研究部会にて「介護保険制度の概要と終活」をテーマに、セミナー講師を務める。
□厚生労働省委託事業(受託企業・株式会社タスクールPlus様)にて、「介護労働者の雇用管理責任者講習」の総合コース①②(6月、7月)、同eーラーニング(5月)の講師を務めさせて頂く。
所属団体・福岡県社会保険労務士会
・NPO法人ら・し・さ(終活アドバイザー福岡支部)
・志師塾、同福岡同窓会
・障害年金業務研修会
・日本FP協会福岡支部
・一般社団法人社労士成年後見センター福岡(賛助会員)
趣味ママチャリ・サイクリング、国内旅行、将棋
ポリシー1)仕事に定型はない:常に改善の連続
2)凡事徹底:当たり前のことを愚直にこなす
3)渦中の人になる:自身が情報発信の源になる
4)仲間の成功は自身の成功:信頼貯金を蓄える
5)微差が大差を生む:小さな努力の積み重ねが大事
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